公共住宅建設工事共通仕様書
国土交通省(旧建設省)-1  平成13年度版

アスファルト防水 
適用範囲・防水保護層種別及び工程材料工法

【材料】
1 アスファルトプライマーは、アスファルトを主成分としたもので、アスファルトの接着に適するものとし、その品質下記表による。
なお、使用前に組成に変化を生じたものは使用してはならない。

■アスファルトプライマーの品質■
項目
品質
備考
指触乾燥時間 8時間以内 試験方法はJIS K 5400(塗料一般試験方法)による
比重 1.0未満
加熱残分 35%以上 試験方法はJIS K 5407(塗料一般試験方法)による

2 アスファルトは、JIS K 2207(石油アスファルト)の防水工事用アスファルトによるものとし、特記なき限り3種とする。
3 アスファルトルーフィング類
  (1) アスファルトルーフィングは、JIS A 6005(アスファルトルーフィングフェルト)により、アスファルトルーフィング1500とする。
  (2) ストレッチルーフィング・砂付ストレッチルーフィングは、JIS A 6022(ストレッチアスファルトルーフィングフェルト)によるものとし、ストレッチルーフィング1000とする。
  (3) 網状アスファルトルーフィングは、JIS A 6012(網状アスファルトルーフィング)による合成繊維ルーフィングとする。
  (4) 砂付あなあきアスファルトルーフィングは、JIS A 6023(あなあきアスファルトルーフィングフェルト)による。
4 ゴム状アスファルト系シール材の品質は下記表による。

■ゴムアスファルト系シーリング材の品質■
項目
品質
備考
容器の中での状態 固まりや沈殿がなく均質であること 試験方法はJIS K 5400
(塗料一般試験方法) による
加熱残分 70%以上 試験方法はJIS K 5407
(塗料一般試験方法)による
耐熱試験 発砲のないこと。6mm以上のたれ、ずれのないこと 試験方法は、(社)日本建築学会標準仕様書(JASS 8)による
折曲げ試験 クラック、パネルからのはく離がないこと

5 浴室防水仕上がり用メタルラスは、JIS A 5407(メタルラス)の平ラス2号とする。
6 絶縁用シートに使用する材料は、特記による。特記がなければ、屋根保護防水工法の場合はポリエチレンフィルム厚さ0.15mm以上のものとし、屋根保護防水断熱工法の場合は、ポリプロピレン、ポリエチレン等を平織りしたフラットヤーンクロス(70g/m2程度)とする。
7 防水押さえ金物の材質はアルミニウム製とし、形状寸法は特記による。
8 保護コンクリート内に敷設する溶接金網は、JIS G 3551(溶接金網)によるものとし、鉄線径、網目寸法は特記による。ただし、特記なき限り鉄線径6mm、網目寸法100mmとする。


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適用範囲・防水保護層種別及び工程材料工法