公共住宅建設工事共通仕様書
国土交通省(旧建設省)-1  平成13年度版

改質アスファルトシート
種別及び工程・材料工法

【種別及び工程】
改質アスファルトシート防水の種別は、9.3.1表によるものとし、特記なき限りトーチ工法とする。

◆9.3.1表 改質アスファルト防水の種類
種別
概要
トーチ工法
トーチバーナーを用いてシート裏面等を溶融して張り付ける工法。
複合(接着)工法
アスファルトコンパウンドを使用して、シートを張り付ける工法。
自着工法
シート裏面の粘着層によりシートを張り付ける工法。


【材料】

1 プライマー
プライマーは、ブローンアスファルト又は改質アスファルトを主成分とした速乾性のもの(以下「速乾性プライマー」という。)で、改質アスファルトルーフィングの接着に適するものとし、その品質は9.3.2表による。

◆9.3.2表 プライマーの品質
項目
品質
備考
指触乾燥時間
3時間以内
試験方法はJIS K 5400(塗料一般試験方法)による。
比重
製造所の仕様による。
加熱残分

2 アスファルトコンパウンド
接着工法の場合アスファルトコンパウンドの品質は、製造所の仕様による。
3 改質アスファルトルーフィング
改質アスファルトルーフィングは、JIS A 6013(改質アスファルトルーフィング)に規定する「単層用」とし、その厚さは。9.3.3表による。なお、立上りの露出防水に使用する場合は、砂付のもの(以下「砂付ルーフィング」という。)とする。

◆9.3.3表 改質アスファルトルーフィングの厚さ
使用部分
厚さ
備考
非露出部分
2.5mm以上
(3.5mm) 以上
( )内の数字は、改質アスファルトルーフィングをトーチバーナーの使用によって施工する場合の厚さを示す。
露出部分
3.0mm以上
(4.0mm) 以上

4 増張り材
増張り材は改質アスファルトルーフィングとなじみのよいシート状又はテープ状のもので、その品質は製造所の仕様による。
5 断熱材の張付に用いるアスファルト又は接着剤は、製造所の仕様による。
6 仕上塗材
仕上塗材 は、はけ又はローラーで塗布するのに支障がなく、防水層と十分に接着し、防水層に悪影響を与えず、良好な耐候性を有したものとし、その品質は製造所の仕様による。

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