公共住宅建設工事共通仕様書

国土交通省建築工事共通仕様書  平成13年版

塗膜防水
適用範囲・種別及び工程材料・工法

【適用範囲】
この節は、屋根塗膜防水材(ウレタン系、ゴムアスファルト系)を用いて施工する塗膜防水に適用する。

【種別及び工程】
1 ウレタン系塗膜防水
  (1) 防水層の工程による種別は、特記なき限り表9.4.1とし、適用は特記による。

■表9.4.1 ウレタン系塗膜防水の種別及び工程■
種別
緩衝工法
密着工法
工程
材料・工法
使用量
(kg/m2)
材料・工法
使用量
(kg/m2)
1
接着剤塗り
通気緩衝シート
0.3
プライマー塗り
0.2
2
ウレタン防水材塗り
1.5(注1)
ウレタン防水材塗り
補強布張り
0.3(注1)
3
ウレタン防水材(1類)塗り※
1.5(注1)
ウレタン防水材塗り
1.5(注1)
(0.9 (注1))
4
仕上塗料塗り※
0.2
ウレタン防水材(1類)塗り※
1.2(注1)
(0.8 (注1))
5
-
-
仕上塗料塗り
0.2
(注)
1. 表中のウレタン防水材塗りの使用量は、硬化物比重が1.0である材料の場合を示しており、硬化物比重がこれ以外の場合にあっては、所要塗膜厚を確保するように使用量を換算する。
2. ※印のウレタン防水材は、ウレタンゴム系1種とする。
3. ウレタン防水材塗りについては、工程数を増やすことができる。
4. 緩衝工法において、立上り部は、密着工法とし、工程3及び工程4を( )内とする。
5. 密着工法において、立上り部は、工程3及び工程4を( )内とする。

  (2) 緩衝工法において、脱気装置の種別及び設置数量は、特記による。

2 ゴムアスファルト系塗膜防水
  (1) 防水層の工程による種別は、特記なき限り表9.4.2とし、適用は特記による。

■表9.4.2 ゴムアスファルト系塗膜防水の種別及び工程■
種別
密着工法(1)
密着工法(2)
工程
材料・工法
使用量
(kg/m2)
材料・工法
使用量
(kg/m2)
1
プライマー吹付又は塗り
0.2
プライマー塗り
0.2
2
ゴムアスファルト防水材吹付又は塗り
2.5
ゴムアスファルト防水材塗り
補強布張り
1.5
3
ゴムアスファルト防水材吹付又は塗り
2.5
ゴムアスファルト防水材塗り
1.5
4
ゴムアスファルト防水材吹付又は塗り
0.2
ゴムアスファルト防水材塗り
1.5
5
保護緩衝材
-
保護シート
-
6
-
-
保護コンクリート又は保護モルタル
-
(注)
表中のゴムアスファルト防水材塗りの使用量は、固定分60%(質量)である材料の場合をしてしており、固形分がこれ以外の場合にあっては、所要塗膜厚を確保するように使用量を換算。

  (2) 「密着工法(2)」における保護層(工程5及び工程6)の適用は、特記による。

適用範囲・種別及び工程材料・工法